犬神家の一族 (2006)
名作をやっと鑑賞。
1976のオリジナル版をレンタルしたつもりがなんとリメイク版。
名作といわれるだけあってなかなか複雑な仕込み。ただ現代の科学的な操作からすると警察の捜査がずさんすぎて拍子抜けする。原作が1950年なのでその前提でゆるく理解しなければならない。
当時の時代からすると面白いストーリーとホラーチックなサスペンスで角川映画の特徴があったのだと思う。
ただ市川崑監督の作品は過去から意識したことがなかったので、監督について何とも言えないが、あえてオリジナルに忠実な演出だったのであろう。映像やセリフ、カットの編集などは現代とは一線引いている。
とにかく見終わってすっきりした。そして古い名作は古い作品に目をなじませながら鑑賞する必要があると感じた。早めにね。
最後に、松嶋菜々子の起用は意味がなかった。
6.0点。