Cinema diary

映画日記

機動戦士ガンダムSEED(2002)リマスター版

機動戦士ガンダムSEED <TV> (2002~2003) 

かなり面白かったです。

面白いとは聞いていましたが、キャラデザインが美男子美少女すぎて敬遠してました。視聴が終了し、完全に食わず嫌いであったことが判明しました。申し訳ありませんでした。

 

 

ストーリーは◎。ファーストのオマージュではあるものの、序盤はどこかで見覚えのある展開や、戦闘シーンのワンパターンから少しダルい感じはあったのだが、中盤から物語が怒涛の展開。目をそらせない。最後のエンディングは消化不良感があるが、納得のいく結末であり、続編があるから良しとする。

そしてこの作品の優れた点のひとつ、声優。キャラデザは最後まで違和感があったが、それを帳消しにするほど声優陣が素晴らしい。キラとカガリ以外。特にアスラン!キャラもいいが声優が素晴らしい。

あえて残念な点、MS。この作品ではモビルスーツは重要な意味を持つが視聴者からするとどうでもいいレベル。だいたい敵軍のをお互い奪取しあっているだけ。視聴者も愛着がわいてこない。ここが自分のガンダム観と相まみえる。せめてもう少しモビルスーツの説明や描写があってもよかったかとは思う。ただこの作品のMSは美しくない…

その他としてはちょっとエッチシーンとかあったり、残虐なシーンがあったり、我を忘れて感情を表に出したり、表層上の戦争アニメじゃないトライをしていて人間味のあるドラマになっている。ただ死んだと思っていたら生きていたが多すぎる。

全体としては非常に楽しめる作品であった。

また見てもいいレベル。

評価点8.0点

AmazonPrimeにて視聴。

 

 

 

わが青春のアルカディア (1982)

わが青春のアルカディア (1982)

 

評価3点

ハーロックととちろーとの出会いのエピソードやエメラルダスとの関係、海賊ハーロックの生まれた経緯などを描いているが、とにかく面白くない。
それそれ「へエー」と思うところはあるが脚本と音楽が残念。2時間10分あるがまったく集中できない。ハーロックという素材を生かし切れていないことが非常に残念。

以上

地球(テラ)へ… (1980) 

地球(テラ)へ… (1980) 

 

評価点 5点

 原作は漫画で公開当初から気になっていた作品。37年を経てやっと鑑賞。

トーリーはとても面白い。プロットとしてはSFによくありがちなものではあるが、しっかりと練られている。映画版で残念なのは原作のストーリーを省略しすぎて所々つながりが不明な点がある。

最近アニメテレビ版としてリメイクされており興味はあるが、キャラデザインがイマドキ過ぎてちょっと入りにくいのが残念。

ガンダムとの共通点が多い。ニュータイプが「ミュウ」であったり、地球との対立など。松本零士富野由悠季、などと同じ時代感であり、この時代の未来描写が現代のSFの礎になっている。

 

雲の向こう、約束の場所

新海誠

Dtvで視聴。

君の名はに似てる。

夢とか無くすとか。

とにかく最初から最後まで主人公の吉岡秀隆の声に違和感ありあり。

悪くはないが…

君の名は視聴後なのでムムム…って感じ。

5.5

シン・ゴジラ (2016)

シン・ゴジラ (2016)

 

 

まず最初に。

意外に面白かった。

 

ゴジラシリーズは鑑賞したことがなかったので、過去の作品と比べようもないが、SFものだが非常にリアリティがあって入り込めた。

ゴジラの登場シーンは意外と少ないため話題の政府意思決定のフローを描いているところが面白い。

内輪の問題に絡め外部からの圧力や内乱。様々な角度から描かれていて興味深い。

庵野監督はエヴァですでにこの辺りは描いているのでお手のものだったのだろう。

使徒がゴジラに置き換わっただけのこと。

 

この日本のお堅い組織と自分のことしか考えない政治家で社会を風刺しながら、日本の良いところ、「チームで戦う時の結束力」を見事に絡めている。

 

中盤はすごく盛り上がるのだが、初めにそれぞれのキャラの立ち位置や人柄が描き足りないからやや導入は戸惑う部分と。

エンディングが少し物足りない。

でもすごく印象に残る映画だった。

 

7.5点

君の名は。 (2016)

君の名は。 (2016)

めちゃくちゃ面白くて泣ける‼

事前情報、期待せずに見たのが本当に良かった。

 

間違いなく今年一番。

ちなみに2番は同じ新海誠監督の「言の葉の庭」だね。

 

「○○もの」とよく言うが、これは沢山の○○が入っている。

タイムトラベルもの、入れ替わりもの、夢でしたもの、切ない高校生恋愛もの、

隕石もの。

これらが見事に融合している。

順番は

入れ変わり、夢、タイムトラベル、隕石、恋愛。

それぞれが、そのセクションごとにしっかりとストーリーがあり、飽きさせない。

新海監督のことなので最後は超切ないエンディング何だろうなぁと思っていたらハッピーエンド!

この監督のハッピーエンドは初めてじゃないのか。

秒速5センチのあの苦しいエンディングからすると天国だ。

この映画見るとやっぱり映画はハッピーエンドじゃないと、と思うわ。

これがすれ違ったままのEndだとこんなにヒットしないだろう。

ただタイムトラベルにありがちの破たんは少し見られる。

それも夢だから忘れたと、組糸の絡まったりほどけたりの理論でぶっ飛ばしている。

まあそんなことは突っ込まずにいると楽しめる。

 

三葉はそんなにカワイイ顔に描かれていないけど、声優の好演もあり非常にキャラがいい。タキも声優もいい。

帰国してからネットで色々見てみよう。

監督は宇宙と星が好きだね。

 

謎 隕石落下は2013年10月4日

 

・隕石が落ちる直前に双方が流した涙。

・二人は結局同い年?みつはが3つ上じゃないか?

・タキが隕石が落ちた3年後に隕石が落ちる前のみつはと入れ替わっている。でいいのか?

・時を超えた入れ替わり?たき側は2016年。みつは側は2013年。

・メールが切れるシーン。あれは何を意味する?

・たきはご神体で目覚めたときから隕石被害がない現在に変わったのか?

・会いに行ってタキが覚えていないから髪を切ったんだ。

・そして再度入れ替わるときは彗星当日あさに戻った。その朝目覚めたときは髪がすでに切れている。

・2016年10月3日(月)デートの日。

2016年10月4日以降は入れ替わりがなくなった。

・一回目の2013年10月3日(木)みつはは学校をさぼって東京でたきにあう。戻ってきて髪を切る。

・一回目の2013年10月4日(金)失恋のショックから学校をさぼる。夕方祭りに行って隕石落下。

・「かたわれどき」?だけ入れからっていた。日が落ちたら消えた。マジックで手に書くシーン。最後のシーン

・そして滝の夢が覚めてみつ葉を忘れた。そこで意識を回復したときすべてを忘れてみつはが生きている新しい世界が始まっている。

 

・2回目の2013年10月4日(金)朝入れ替わっている。たきはいともり。みつははご神体のところ。

・2013年10月4日(金) 祭りの日、

9.0点

ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE (2013)

ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE (2013)

ちょっと話がややこしいが、おもろかった。

たぶん2回目の鑑賞のほうがいろいろと新しい発見があり楽しめそうだが。

評価点6.0

おおかみこどもの雨と雪 (2012)  

おおかみこどもの雨と雪 (2012)  

やっと鑑賞。

鑑賞前に「花の家」を見学してきたが、

ほんとにあの家が描かれていた。

鑑賞後に見るともっとシーンが思い浮かんで楽しめると思うので、もう一回いきたいな。

物語はスムースに入っていきスムースに終了できた。

子育ての大変さと、母の強さと子どもの自立を中心に、きれいな映像と支えながら暮らしていく人間の温かみとともに落ち着いたトーンで仕上げている。

すごい納得感あり。

評価点6.5点

秒速5センチメートル (2007)

秒速5センチメートル (2007)

むうぅ…

ラストが…

恋愛における男と女の違いがはっきり描かれている。

やはり恋愛において男はバカだ。

いわゆる「女は上書き、男は別名保存」

あと男のほうが女々しいということ。

まあ切ない系の映画であるが、この監督、やはり全体通してストーリーの情報が少ない。従って原作ないし小説で情報を補完しないと映画だけではしっくりこない。

これは「言の葉の庭」と同じこと。

しかし映像は素晴らしい。(人物はいまだに違和感があるが)

評価点 5.0点

言の葉の庭 (2013)

言の葉の庭 (2013)

新海誠監督の作品。

良かった。最初は映像に引き込まれたが、中盤からぐっとストーリーに引き込まれた。

アプローチはイレギュラーだが、生徒が先生に恋心を抱くパターン。

どう落とすかと思いきや、やはりあいまいにする手だった。

そうしないとみる人にとって拒絶反応が出る。

彼彼女のキャラクターからしても納得はできる、ストーリー的に全く違和感を感じない。

唯一違和感を感じるところはユキノ先生が27歳の設定になっていること。

ひとまわり違う。これは暗に最終的にこの年の差だから一緒になることはないメッセージなのか、大人の女性に惹かれるプロットとしてなのか、そこがまだもやもや感が残る。25なら「10歳差か…イケるね。」となるのだが…

そして主演ふたりとも声優が素晴らしい。ジブリの声優の演出に似ているが、策人の性質上非常にマッチしている。

いづれにしろ40数分に凝縮されているため、もう一回見直して、新たな気づきを得たほうがよさそう。

なんか短い作品なのにいろいろ書くことがある興味深い作品。

とてもよい作品でした。

今年鑑賞のトップ3入り

 

評価点8.0点

名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)(2014) 劇場版第18作

面白かった。

さすが安定(マンネリ)のコナン。

しかし特殊アイテムでほとんどのアクションが行われており行き過ぎ感Max。

推理の方はほとんど要素がなかったが、

単純にアクション映画として楽しめる内容だった。

評価点5.5点